牛乳屋フランキーから日本の喜劇映画

チャンネルnecoで放映していた。昭和30年頃東京では各家庭で牛乳の配達を受けるのが新しい時代だったんだろう。悪徳牛乳屋さんとの顧客採り合戦のドタバタ喜劇。タイトルにあるフランキー堺が主演。
■この時代の現代映画はその当時の東京の街風景が沢山映し出されていて興味深い。この牛乳屋フランキーの撮影場所には、多分世田谷近郊らしく玉川線らしき電車が映りこんでいる。映画冒頭には東京駅八重洲口前はガラーンとして映っている。
■この戦後復興の高度成長期の昭和20年後期〜昭和40年代のテレビが普及するまでの間の喜劇映画・活劇映画はとても興味深いし、面白い。やはり自分は作り込まれた喜劇が好きだ。
森繁久弥/伴淳三郎/三木のり平/加東大介/小林桂樹らが作り上げていた『駅前シリーズ』『社長シリーズ』からクレージーキャッツの映画、瀬川昌治監督の渥美清の『喜劇・列車シリーズ』『喜劇・旅行シリーズ』少し時代を下ってドリフターズの『全員集合シリーズ』。寅さんシリーズやら菅原文太の流れ星シリーズは情緒ありすぎて少し…×。喜劇映画はバカらしい見終わって何にも残らないってゆーのが素晴らしいと思っている。