鑑賞 血と砂

三船敏郎主演。岡本喜八監督。1965年作品。 制作:東宝三船プロダクション
元々中学生の頃から興味はあったのだけれど、昨年9月に広島、呉、大久野島、姫路に旅行に行ってから城に萌え、そしてなんとなく太平洋戦争戦跡(旧軍事施設跡)に魅かれてしまった。以来、第二次世界大戦関連映画やドキュメンタリー番組をスカパーでやっていると自然とチャンネルを合わせ観るようになっている。
そこで、現在【岡本喜八】監督シリーズ期間で、血と砂を鑑賞。
岡本喜八監督の戦争物と言えば「日本のいちばん長い日」。40過ぎてキチンと鑑賞して衝撃を受けた。
最近の日本映画の戦争物は、必然的に感動で泣かせに走らせる為、人気を稼ぐため女優をムリクリ出演させたり、親子愛とか人間愛を同族人種間のみで綴るものとかばかり。戦争とはいかに不条理で残酷なもので、戦争の狂気を時代背景の必然と表現している岡本喜八戦争映画は素晴らしい。救いようの無いエンディングは秀逸。
仕事しながらだったんで、前半を適当に観てしまい再放送の際にはキッチリ観ねば…。

血と砂 [DVD]

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