先週のレンタル映画。
■月頭の時の旅行に関連した映画をやっと借りてみた。
一本は【となり町戦争】前にスカパーで放送されたときにチラッと観て、未消化になっていて、これはぜひ原作を読んでみたい!!と思い、早速、三崎亜記の棚を捜し原作を購入。で、旅行の時に地方の電車の中で読んでみた。映画の風景と旅先の列車の窓から見た風景と勝手にリンクさせてほくそ笑みながら読んで、帰ってからDVDを借りた。
冒頭の通り魔殺人事件と戦争による殺戮の比較とか、戦争が日常と切り離された対極にあるのではなく、日常の延長上にあるって、ひっそりと戦争が進行しているとか、社会生活を送っている以上何らかの形で戦争に関与しているのですよってとこらへんは実に現代戦風で実に怖い。でも、原作とは違う主人公・北原の逃亡劇のシーンとエンディングは、ボクは原作の方が確実に好み。映画ではわかり易くなっているところが少々残念。この物語の世界観がわかり辛いのだから原作に沿った方が単純に渋かったと思う。しかし、全体的には、いかにも角川映画って云う感じのいい映画になっている。原田知世が見事な香西さんになっている。個人的には岩松了の怪演ぶりに目を見張る。
- 作者: 三崎亜記
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